子どもの受診Q&A

一般的なこと

Q.上の子を受診させたいのですが、下の子もつれていっていいですか?
→当院は半数以上が6歳以下の子どもさんです。スタッフ全員が子どもの扱いに慣れていて預かれますのでご遠慮なくお連れ下さい。家族や兄弟が風邪をひいているとうつっている事はよくあるので、一緒に受診しておいてもいいでしょう。

Q「ついで受診」について
例)3人兄弟できました。症状があるのは一人です。ついでに残りの2人の耳掃除をしてもらえますか?
→3人連れてこられるのは大変ですね。せっかくの機会なので残りの二人の耳、鼻の点検も可能な限り対応します。

Q.耳鼻科と小児科でどっちにいったらいいか迷ってしまいます。
→鼻が出る、のどが痛い、痰が出る、小児科を受診したがおさまらない、熱が出るなどの症状があれば耳鼻科をおすすめします。嘔吐下痢、湿疹が出る、熱性けいれん、予防接種など耳・鼻・喉以外の症状のときは小児科を受診しましょう。

Q.診察室での処置時に子どもが暴れると抑えるのが難しいです。
→スムーズに素早く終わらせてあげることがお子さんにとって一番です。慣れたスタッフが抱っこして、親御さんは手を握っていてあげましょう。医師がどのようなことをしているかも見えやすいです。

Q.熱も症状も軽いのですが、保育園から病院に行ってくださいと言われたので処置だけで行ってもいいでしょうか?軽症で薬を飲ませるのも気がすすみません。
→現在の症状を確認して、鼻水を吸引するだけでも大丈夫です。軽症で薬を飲ませたくない場合、また、薬を飲ませて早くしっかり治したい場合など、遠慮なくご相談ください。ご家庭の状況にあった治療をしていきましょう。


鼻のQ&A

Q.どのようなタイミングでお鼻を吸ってもらうために通院すればいいでしょうか?

→自分で鼻をかみきれれば大丈夫ですが乳幼児にはできません。お越しいただいて、しっかりと吸引しましょう。
鼻水が多くて夜中に何度も起きる、ミルクが飲めない。これは、お子様だけでなくお父さんお母さんにとってもつらいものです。鼻吸引で一時的に症状を改善して睡眠をしやすくしたり、ミルクを飲みやすくしてあげるといいです。乳児の場合は毎日でも構いません。こまめな処置が可能なら薬を飲まなくても治ることも多いです。

Q.薬が残っていても処置だけで通ってもいいですか?
→もちろんです。お鼻の奥に詰まった鼻水が出し切れなくてしんどそうな時は、お鼻の吸引だけに限らず気になることがあれば遠慮なく通院してください。ご家庭で吸い出すのが難しければ毎日来ていただいても大丈夫です。
鼻水がたまり続けると中耳炎や副鼻腔炎の原因になったりします。特に黄色の鼻水が常に出ているときは注意信号です。悪化させないよう吸引することは大切な早期治療のひとつです。

Q.市販の吸引機は1日にどの程度使用してもいいでしょうか?
→ご家庭の吸引機は吸引力が弱く一度に全部吸引できないため、こまめに吸引をしてあげるのがいいです。1日の制限はありませんが、お風呂の入っているときや直後はかたい鼻水も柔らかくて出やすくなっているので吸い出しやすいです。理想を言えば当院でしっかり吸引した後で、以後はそこまで溜まってしまうことのないようにご家庭で適度に吸ってあげるのが効果的でしょう。


耳のQ&A

Q.子どもの耳垢がうまく取れません。耳掃除だけで受診してもいいですか?
→もちろんです。人によってたまる速さはまちまちです。乳幼児は1~3か月に1回を目安にしてください。
通常の耳垢には乾性と湿性の2種類あって、これは遺伝的に決まっています。

Q.中耳炎を繰り返します。何か原因はありますか?
→中耳炎を繰り返す子は3歳未満の乳幼児が多く、兄弟がいる、保育園に通っている、中耳炎になった事があると繰り返しやすくなります。3歳未満の子は、体を守る免疫反応が未熟なことが理由です。成長とともに免疫反応が向上し、3歳になる頃には中耳炎になる可能性も低くなります。

Q.中耳炎が治るまでどれくらい時間がかかりますか?
→2歳以上の急性中耳炎なら1~2週間、2歳未満で耳の強い子なら1~3週間、2歳未満で急性中耳炎を繰り返す子は中耳炎が治る前に保育園や兄弟から新しい病原菌をもらうことが多く、薬を飲まなくても完全に治るまで数か月かかることも多いです。
中耳炎と付き合うのは忍耐と根気と時間が必要ですので、気になる事は相談しながら一緒にがんばっていきましょう。

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